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「君は失恋をして、綺麗になった」

第3章 「名もなき恋の歌」

…………


誰にも言わなければ…
この気持ちは
無かったことになるのだろうか。

無かったことに……できるだろうか。











「あのさ佳奈…
俺、美沙のこと好きなんだけど
あいつって……彼氏とかいんのかな」








忘れもしない、8月中旬。



大好きな人から言われたのは

予想外に残酷な言葉だった。


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