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「君は失恋をして、綺麗になった」

第5章 「I wish you a merry Xmas.」




彼とは
高校のバスケ部で知り合った。


当時、私には
部内に同い年の彼氏がいたけど

その人はモテるせいか
女グセが激しくて…

二股をかけられることなんて
しょっちゅうだった。













「柊先輩
それ、部室までですよね?

俺、持って行きますよ」







そんなとき
相談に乗ってくれていたのが
今の彼、新だった。


後輩といえど
タメ口きいてくる子もいる中で
彼だけはいつも敬語だったから
何となく…信頼できてたし

聞き上手な彼の隣は
すごく居心地が良かった。






『新くんは本当に優しい人ね。

女の子が放っておかないのも
よく分かるわ』





彼が私を
どう思ってるのかも考えずに

本当に…
無神経なことを言っていたと思う。




思えば自分のことで
精一杯だったあの頃から…

年下な彼の方が
ずっとずっと大人だった。




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