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「君は失恋をして、綺麗になった」

第5章 「I wish you a merry Xmas.」






玄関へと
二人で向かう短い廊下で

彼がふと足を止めて言った。








「柊先輩…

昨日俺が言ったこと
なかったことにしないでくださいね。


返事、ちゃんと待ってますから」







『…………っ』








ここまで来ても…

彼はまだ焦らすつもりなんだろうか。


















答えなんて…





もうとっくの昔に

決まってるじゃない。

























『……だよ。




































新くんが好きだよ』



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