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「無事か？！
　何もされてないか？！」

「え　あ　　…はい」

「良かった」


え



何が一体
どうなっているの…？


「…月王！！」

「よう、久しぶりじゃのう
　ハル…今は　晴一か。」

「ご無沙汰　しております」

つきおう？

王さま？


「おんしはあの時から
　全然変わっとらんようじゃな
　
　さて、儂の事は後でよい。
　まずはミカちゃんからじゃ」

「すみません」


？

隠土先生が向き直り、私を見る。
上から　下へ



「手首　と肩　大丈夫か？」


え


「あ　はい」


手首に目をやると、
先程優司君に掴まれた部分が
少し紫色になっていた。
肩も　…少し赤くなってる


けど服の上からなのに
なんで分かったの？


「うん、後は大丈夫みたいだ。
　松井先生、ありがとうございました」

「いえいえ」

頼まれたっていうのは
隠土先生から…？