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「再会」と呼べる「出会い」

第20章 見送る人

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ご覧になっていただき
ありがとうございました!

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「終わっちゃったよ、たろちゃん」

「終わっちゃいましたね
 ここまで何年かかりましたっけ?」

「あ もう記憶ないや
 多分5歳くらいは年取ってるはず」

「…だったかもしれませんね
 ってか、あなたそもそも
 年を取る設定じゃなかったでしょ?」

「そうね どちらかと言えば
 の●たくんはたろちゃんのほうかな
 見た目近いものもあるし、しっくりくるよ
 黄色い襟付きの服着てみなよ」

「じゃアンタも青い服着てくださいね
 そしてポケット付きの腹巻巻いてください」

「え~ 腹巻なんてジジくさ~い 」

「121歳でしょ?
 立派におじいさんでしょうが」

「えーーー ひどっ」

「ひどいのはどっちですか
 ホント勘弁してくださいよ
 人がどれ程心配したか…」

「…たろちゃん泣いたの久しぶりに見た
 ごめんね ほんと」

「ぎゃ!!!
 急に抱きつかないでくださいよっ
 …っどこさわってるんですかっ?!!」

「親としてはねー
 子供の成長が気になるわけでね」

「…最低だ
 佐伯さんにチクりますよ」

「ん?ミカの乳首がどうしたって?」

「はぁあ?!
 っつーか怖っ!!
 耳遠いんじゃないですか?!
 ”チクる”って言ったんですよ」

「ちちくる…?」

「あーもうダメダコノヒト…」

「ごめんな 松井先生」

「あ 隠土先生
 …助かった」

「次朗お前なぁ
 何のためにここに出てきたんだよ」

「あ いけね  …そうだった


 えー ここまで俺たちに
 お付き合いいただきありがとうございました!
 ハッピーエンド!」

「ありがとうございました」
「ありがとうございました
 この続きが俺が主人公の
 『夏のシュークリーム』になります
 併せてよろしくお願いします」

「たろちゃんちゃっかり宣伝?
 だいぶ中抜けだけどね
 俺の姓変わってるし」

「ま それはまたどこかで …だろ?」

「にーさん ずるいね」

「では 今度こそ」


   ★☆★ またどこかで ★☆★







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