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「再会」と呼べる「出会い」

第17章 溶ける体温

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前章、ヘンテコな終わり方と
なってしまいました。
おはようエレミム!
でも君らが絡むと話が益々
ややこしくなるのだよ。

『ちょっと大人の…』
なのに大人感ゼロですね。
…そろそろイきますかね。

…うーーーーーーん。

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エレミム様がお目覚めになった。

「お前達 変わってないな」

そう言って
優しく微笑んでくださる。

あぁ…



人間と見た目は全く変わらないが
この方はあいつらとは違う。
地球にある全てを
平等に見てくださる。

貴方こそ神だ。

あぁあ…


「セラダワ
 大丈夫か?」

「じっ自分なんて!!
 大丈夫ですっ
 こんなの全然っ!!
 エレミムサマァ!!」

セラダワが先ほどから
ずっと号泣している。



「痛いんじゃないのか?
 ハクア 治してやれないか?」

「あー…そうですね」



エレミム様
なんてお優しいんだ!!
私も… 感動の涙が…



お姿は小さいが
神々しさは全く変わらず。

貴方のためなら
私はこの身体、
この命捧げよう。



「待ってろよ
 ハクアは我々を
 回復させてくれたのだ
 きっとお前のケガも良くなる」


「はいぃい!!」











「…目覚めたはいいが
 少し気がかりですねぇ…」



「…何が気がかりですの?」

「いえいえ!!
 ただきちんと回復されたか
 どうかは調べてみませんと!
 エレミム様
 お食事が終わりましたら
 少し よろしいですか?」

「?
 なんだ?」

「あ アゼットさんには
 別のお願いが」









自称天使を名乗るハクアだが
我々には不可解な部分が多い。

この時私もセラダワも
エレミム様が目覚めたことに
感激し注意が散漫になっていた。


アゼットはもしかしたら
なにか感じていたかもしれないが…。


そのアゼットをエレミム様から
コイツは遠ざけたのだ。









…もしかしたら
違う未来が待っていたかもしれない。
我々はこの時、望むものを
間違っていたのかもしれない。


エレミム様


貴方は我々を覚えておいでですか?





*…*…*…*…*…*…*

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