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とあるホストの裏事情・完

第9章 男性客、現る。

「研斗くんかぁ、よろしくね。俺は斎藤玲詞(サイトウレイジ)。」
「よろしく……です…」

俺がぎこちなく挨拶をすると、「可愛い」と小声で囁き、俺にもキスをした。

「っ!!!」
「わー…いい反応。めっちゃお持ち帰りしたいなー」

「おもっ………!」


何!?この人!!!!!出会っていきなりキスとか………
何考えてんだよ!!おかしいだろ!!!


「ごめん研斗。斎藤さん、キス魔なんだ」

あーなるほど……だから俺にもキスを………

って違う!!!いきなり過ぎる!!!ってか、慣れすぎ!!!


「んー?キス魔かぁ………まぁいいけどね。俺変態だし」
「うん」

少し笑いながら返した将悟の頬を、斎藤さんは優しく撫でた。

ここは、男専用ルームで、隔離されてる状態。
言わば、何でもし放題、ってワケで……。

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