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とあるホストの裏事情・完

第12章 愛と不安

あの後、俺らはセックスをした。酔ってる将悟に合わせようとしてやったら、めっっっちゃ体力使って、放心状態。


◇◆◇◆◇◆


今日もまた、遥が将悟にくっついてる。それを俺は横目で見てるだけ…
何かしたいけど、何か…気が引けてしまう。

『このヘタレが!!』と、心の中で自分に悪態をつきながら遥を見る。
やっぱり、将悟にくっっいてて、満面の笑みで腕を掴んでる。

あーもう…

そろそろウザくなってきたところで、誠也さんに引っ張られた。


「ほら、グイグイいかないと♪」
「え、ちょっと待っ…」

慌てる言葉を言い終わる前に、将悟のところに着いた。
遥は、少し嫌そうに顔をしかめてから、将悟の腕を掴む手を強くした。


こっのガキ!!!!!!

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