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とあるホストの裏事情・完

第16章 大切

何度も愛撫を重ねられ、気持ちがトロトロになってくる…
将悟の舌や、息遣い

こういうのは全部俺のもんだ。
今は、俺しか知らない
将悟の顔…


服を脱がされながら身体を反転させられる。
すると、背中に手が滑り込んできて、撫で回す。
時々脇腹のところに触れる指が
くすぐったくて
もどかしい気持ちになって
思わず脇をしめて身を捩る。


「…なに、気持ちいいの?」

意地悪く笑う将悟。
わざとまた、そこに指を這わせる。


「んっ、ちょ、さわり方、エロい…」
「当たり前じゃん、エロいことしてんだから」
「あっ、握る… なっ、ぁ」

下着の中にするりと手を入れてくる。

にちにち…

わざと音を立てて聴覚を犯す。


「聞こえる? このやらしい音。全部研斗が出してんの」

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