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とあるホストの裏事情・完

第17章 お前は猫で、お前も猫。

「たっ、ただいまじゃないよ!!ここ僕の家だから!!ちょっ・・・」
「お、うまそう。これ全部アンタが作ったの?」

鋭い目付きの氷悠さんは
俺よりも身長は低いけど
存在感があった。


「あー、いや、遥も一緒に」
「へー、すごいね。想像以上」

そう言ってピザをひとつまみした。

「あっ、おい!つまみ食いはやめろよ」
「んーま。やっぱピザ最高」


さっきの俺と同じように親指と人差し指と中指を舐める。
その姿が妙に色っぽくて
俺は視線を外した。



前来たときは抱きついてたから
酔ってたんかな・・・

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