テキストサイズ

とあるホストの裏事情・完

第2章 好きじゃ…ない?

―――研斗目線―――


俺は更衣室に将悟と一緒に行った。

入ると、みんなのロッカーなど、プレゼントBOXがあった。

俺のロッカーもあるのかな…

そう思っていると、後ろから将悟が

「早くスーツ選べよ。もう時間ねーぞ。」

余裕綽々で言ってきた。

将悟のスーツは、ストライプの柄が薄く見えるような黒いスーツで、中のワイシャツはボタンを2個開けている。ネクタイもだいぶ緩めていた。


とても似合っている。


「うるせーな!大体お前が早く起きねーからだろ?」


「…先に行っとくぞ」


と言うと、将悟はドアを開けて部屋を出ようとしていた。

ガチャッ

「うっわっ、ビックリしたぁ
 何や、将悟か」


開けたと同時に別の男が入ってきた。
その男は、どうやら関西弁だ。

「ごめん、俺出るから、どけて」

「相変わらずつめたいなぁ、あっ、あの子新入り?」





うわぁ…アイツもまた身長高ぇな…

まぁ将悟よりじゃないけど。


「そう、研斗って言うんだ。よろしくしてやって」


「…お願いします‥」


「当たり前やーん、よろしくな!
俺は、西藤建志(サイトウケンシ)!」

「…崎本研斗っす…」


「研斗!よろしくな~」

すごく気楽な人…
ほわほわしてる。この人もまた、ホモなのかなぁ…
うわぁぁ、やだぁぁ。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ