とあるホストの裏事情・完
第2章 好きじゃ…ない?
「だから、どけって」
「おぉスマンスマン」
将悟は出て行ってしまった。
俺、どうすればいいんだ?
「あの…」
「ん?今日、仕事の日か?」
「はい…そうなんすけど、スーツって…」
たくさんかけてあるが、どれを着ればいいか分からない。
仕方がないから、ロクに使ったことのない敬語で質問。
「あーどれでもええよ。好きなの着いや。研斗はタッパあるし、これなんてどうや?」
建志が出してきたのは、将悟とよく似たスーツ。
だがネクタイの色は違う。
将悟は黒で、俺は青。
「あざっす…」
俺がスーツを受け取った‥けど、建志は部屋を出る気配がない。
「えっとー…」
「ん?早よ出ろって?別にええやんか。男同士やし!」
やっぱりホモなのか…?
でも
昨日将悟とやってるときは、媚薬のせいでそこまで気が回らなかったが
俺の体にはいくつもの傷跡がある。
俺がガキのころ付けられた傷跡。
鏡で見ても辛くなってくる。
将悟はこれを見て驚かなかったのか…
仕方なく脱ぎ始めた。
「あぁーやっぱええ体しとるな!さすがやねー研斗」
俺の体を見ての第一声はそれだった。
やっぱり傷のことは言わない…
気遣いのつもりか?
もう充分見えているはずなのに。
「おぉスマンスマン」
将悟は出て行ってしまった。
俺、どうすればいいんだ?
「あの…」
「ん?今日、仕事の日か?」
「はい…そうなんすけど、スーツって…」
たくさんかけてあるが、どれを着ればいいか分からない。
仕方がないから、ロクに使ったことのない敬語で質問。
「あーどれでもええよ。好きなの着いや。研斗はタッパあるし、これなんてどうや?」
建志が出してきたのは、将悟とよく似たスーツ。
だがネクタイの色は違う。
将悟は黒で、俺は青。
「あざっす…」
俺がスーツを受け取った‥けど、建志は部屋を出る気配がない。
「えっとー…」
「ん?早よ出ろって?別にええやんか。男同士やし!」
やっぱりホモなのか…?
でも
昨日将悟とやってるときは、媚薬のせいでそこまで気が回らなかったが
俺の体にはいくつもの傷跡がある。
俺がガキのころ付けられた傷跡。
鏡で見ても辛くなってくる。
将悟はこれを見て驚かなかったのか…
仕方なく脱ぎ始めた。
「あぁーやっぱええ体しとるな!さすがやねー研斗」
俺の体を見ての第一声はそれだった。
やっぱり傷のことは言わない…
気遣いのつもりか?
もう充分見えているはずなのに。