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とあるホストの裏事情・完

第20章 斎藤さんアドバイス

「なに?好きなキス、って」
「将悟が好きなキスは、はっきり言うとハムハムキスなんだよね。分かる?ハムハムキス」


はむ、はむ・・・キス?

えっと、俺はキスの種類とか2つしかない、って思ってた。
フレンチキスと、ディープキス。

それなのに・・・ハムハムキスですって?なんだよそれ・・・
腐ってるみなさん、教えてください。

俺がキョトン、とした顔をしていると斎藤さんが少し微笑んだ。

「ハムキスはね、名前の通りはむはむしながらキスすることだよ。何回も、そう、食べるように」
「食べる、ように・・・」


食べる!?どういうこと・・・
俺はディープキスでも充分食べてると思うぞ!?
噛みついてくるんじゃね?って勢いで・・・・・・


「はむはむ・・・するのが将悟は好きなのか?」
「あぁ、そうみたいだよ。なんか一回一回唇を触れるか触れないかくらいの距離で離すのがイイんだって。
俺は普通のキスでも萌えるけどなぁ・・・」


はむはむ・・・はむはむ・・・

今日、将悟にやってみたらどんな顔するかな・・・
気持ち良さそうな顔、してくれるかな・・・

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