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とあるホストの裏事情・完

第21章 親父

「っ、くっそが・・・ 泣いてねぇよ!てかいい加減帰して・・・・・・」
「ごめん、僕ばっかり愛されてて」
「っ、・・・るせー」


謝ってんじゃねーよ
あーもうマジで・・・謝んな。


自分が 惨めに思えて 仕方ねぇ



「っあぁ、僕もう我慢できない」
「は・・・?あ!?いや、待てやめっ・・・んむぐっ!」


キ・・・!?何考えてんだこの義理弟!!
いきなりキスとか
頭おかしい!!!


「んっ、やっめろ!!んーーっ!!」
「泣き顔、可愛すぎ・・・
あぁもーっ、近藤っ!!もう苛めてもいー!?」
「はっ?近藤さ・・・えぇっ!? 苛めてもって、いいわけねーだろっ、バカ!!!」

部屋の右側にある扉が思いっきり開いた。


「ある程度我慢、って言いましたけどね・・・まあ良しとしましょう。あ、私は見学で。昨日ちょっとヤリすぎまして」
「はぁっ!?っざけんな・・・っ!・・・・・・!?」


抵抗しようとして身体を捩ると
顔つきを変えた絢が、俺の身体を強く押さえつけた。



「・・・って!!やめろっ、押すな!ただでさえ痛ぇの・・・に・・・・・・?」




ザッバーンッ!!!

と。


一瞬のことでよく分かんなかったけど
俺は水をかけられた。めちゃくちゃ、だ。
そのせいでシャツが透けて、縄が食い込む。
あぁマジで・・・!!!
跡ついたら将悟に殺される・・・っ!!!

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