とあるホストの裏事情・完
第24章 さわらないで
◇◆◇◆◇◆
「こんな時にあれかなー、って思ったんだけど、将悟と飲みたいワイン持ってきた」
屈託のない笑みを浮かべ、紙袋からワインを出した。
あーあ、また高そうなもの。
「それも、女からの貰いもん?」
「・・・最近は、女抱いてないし抱きたいって思わなくなってきた。
もともとそんなに思ってなかったんだけど、1日置きとかでヤッてたらさすがに疲れたわ」
「・・・そっか。遥のことも考えないとな」
「それはお前・・・ あとでもいいの!
今はとりあえず研斗が最優先だろ」
深夜3時。
こんな時間に呼び出してしまったのに、快くワインまで出してくれる。
氷悠の相談にもいつか乗りたい。
◇◆◇◆◇◆
「てか、研斗の身体の傷さ、最近できたのじゃないのもあるくね?」
「・・・虐待されてた」
「あー・・・ そういう感じね」
「前は俺にも怯えることあったけど、最近になったらもう委ねてくれてて、それが可愛くて、嬉しくて」
「うんわかるよ。 古傷かなり痛々しいな。どこまでされてたんだよ、可哀想に」
さっき、研斗の傷の状態を見てもらった。専門とかじゃないけど、一応。
研斗はその間も起きなかった。
「多分、一番最後の親父が一番酷かったと思う。
鞭の打ち方絢と同じだった」
「絢?」
「・・・研斗の一番最後の親父の子供。
そいつに研斗はやられた」
「その絢ってやつ、どうすんの。まさか放っとくわけじゃないでしょ?」
「もちろん、そいつの執事と一緒に殴るよ。それ以上したら・・・
ちょっと俺どうなるかわかんねー」
「そっか。じゃあほどほどに・・・」
その時。
「ん・・・だ、れ・・・?」
「研斗っ!?」
「こんな時にあれかなー、って思ったんだけど、将悟と飲みたいワイン持ってきた」
屈託のない笑みを浮かべ、紙袋からワインを出した。
あーあ、また高そうなもの。
「それも、女からの貰いもん?」
「・・・最近は、女抱いてないし抱きたいって思わなくなってきた。
もともとそんなに思ってなかったんだけど、1日置きとかでヤッてたらさすがに疲れたわ」
「・・・そっか。遥のことも考えないとな」
「それはお前・・・ あとでもいいの!
今はとりあえず研斗が最優先だろ」
深夜3時。
こんな時間に呼び出してしまったのに、快くワインまで出してくれる。
氷悠の相談にもいつか乗りたい。
◇◆◇◆◇◆
「てか、研斗の身体の傷さ、最近できたのじゃないのもあるくね?」
「・・・虐待されてた」
「あー・・・ そういう感じね」
「前は俺にも怯えることあったけど、最近になったらもう委ねてくれてて、それが可愛くて、嬉しくて」
「うんわかるよ。 古傷かなり痛々しいな。どこまでされてたんだよ、可哀想に」
さっき、研斗の傷の状態を見てもらった。専門とかじゃないけど、一応。
研斗はその間も起きなかった。
「多分、一番最後の親父が一番酷かったと思う。
鞭の打ち方絢と同じだった」
「絢?」
「・・・研斗の一番最後の親父の子供。
そいつに研斗はやられた」
「その絢ってやつ、どうすんの。まさか放っとくわけじゃないでしょ?」
「もちろん、そいつの執事と一緒に殴るよ。それ以上したら・・・
ちょっと俺どうなるかわかんねー」
「そっか。じゃあほどほどに・・・」
その時。
「ん・・・だ、れ・・・?」
「研斗っ!?」