テキストサイズ

とあるホストの裏事情・完

第2章 好きじゃ…ない?

―――将悟目線―――


「おいおい…大丈夫かよ…」


俺は今、180cmの男を支えている。

その男は、研斗だ。


「らいじょーぶらいじょーぶぅ」

研斗はろれつが回らなくなるほど飲んでしまっていた。

美嘉さんがたくさん飲ますもんだから、コイツもだんだん酔ってきて今に至る。

そんなに酒弱いのか?コイツ。


「おい、次飲み会あるんだけど。お前、行く?」

研斗は、半開きの目で俺を見て、



「飲み会ぃ?…将悟は行くの~?
 おれ、将悟が行くなら、行く~…」


は?どういう意味だよ…

俺のこと本当に好きとか?
ないないないない…

「俺は行くよ。ってか行かなきゃダメなんだ」

…コイツ…寝やがった。


まぁいい。俺が行くなら行くっつってんだから、連れてくか。









ストーリーメニュー

TOPTOPへ