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とあるホストの裏事情・完

第26章 トラウマ

オーナーと将悟の気遣いで、俺の相手は女性客のみにしてもらった。
しばらくやってなかったから、早く感覚を取り戻さねーと仕事になんねぇ…

「ご指命ありがとうございます。 研斗です」
「あーら可愛い!!新入りさんかしら、見ない顔ね」
「あ、俺実はしばらく休んでて…
今日久しぶりの仕事なんです」
香水の匂いが鼻をかすめる。
慣れていたはずなのに、少し気持ち悪くなってきた…

「あら、そうだったのね。何歳なの?」
「もうちょっとで二十歳になります」
「まぁ、私ダブルスコアだわ。ごめんねこんなおばちゃん相手で。うっふふ」
「いやー、若いじゃないすか。肌きれいですね」
「そーぉ?あっはは、シャンパン入れちゃおうかしら」
「ありがとうございます!」





こんな感じで当ってたっけ…?
感覚戻すの難し…
ようやく仕事を終え、スタッフルームへ向かう。

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