とあるホストの裏事情・完
第27章 オーナー
「この店は男の客がなくなって、女性のほうだけになったとしても絶対やってけるって。 そこまで売り上げに困ったことなかったじゃん?」
「将悟…」
「大丈夫だって、みんな。 ただ前みたいに戻るだけだっつの。 そもそもあれが2回も3回も起きてたまるかよ。 そっちのほうが迷惑だろ」
「…だよな!! 俺も賛成!」
「おっ、おれも!」
「しゃーねーな! ま、オレ女の子大好きだし関係ねーけどっ」
みんな口々に賛成の声をあげていく。
もちろんその中には、
「当たり前だろ。 同じ目には合わせねーよ」
拓麻も、
「研斗が気の毒やしな~。 元から賛成やったんで、俺!」
建志も、
「愛すべき研斗ちゃんのためだし~。てかぶっちゃけ女の子の方が好きだし、なーんの問題もない!って感じ!? あっははー」
誠也さんも、
「僕も、女の子の扱い方とか磨かないとな~! とーぜん賛成ですよ、オーナー!」
遥も。
みんなが、賛成の声をあげていた。
この状況に何故か嬉しくなって、涙が出そうになる。
歯を食いしばって堪えていると、営業スマイルでもなんでもない優しいオーナーの笑顔と。
いつも守ってくれて、包み込むような将悟の笑顔が俺に向けられているのに気づいた。
「うっ、くっそ… う~っ…」
もうだめだ、と思った時にはもう遅く、大粒の涙が溢れてきた。
「あらあらあらあら、泣いてもーたわ。 可愛いもんやなぁ」
「勝手に責任感じてんじゃねーよ。 ほら、将悟になぐさめてもらえ」
拓麻に背中を押され、前のめりになりながら将悟の前に立つ。
周りからは、「ヒュー!!」とか、「アツすぎて逆にウザいわ~」とか言われていた……
のにも関わらず!!!
目を合わせると、俺の大好きな笑顔で、抱き締められた。
「将悟…」
「大丈夫だって、みんな。 ただ前みたいに戻るだけだっつの。 そもそもあれが2回も3回も起きてたまるかよ。 そっちのほうが迷惑だろ」
「…だよな!! 俺も賛成!」
「おっ、おれも!」
「しゃーねーな! ま、オレ女の子大好きだし関係ねーけどっ」
みんな口々に賛成の声をあげていく。
もちろんその中には、
「当たり前だろ。 同じ目には合わせねーよ」
拓麻も、
「研斗が気の毒やしな~。 元から賛成やったんで、俺!」
建志も、
「愛すべき研斗ちゃんのためだし~。てかぶっちゃけ女の子の方が好きだし、なーんの問題もない!って感じ!? あっははー」
誠也さんも、
「僕も、女の子の扱い方とか磨かないとな~! とーぜん賛成ですよ、オーナー!」
遥も。
みんなが、賛成の声をあげていた。
この状況に何故か嬉しくなって、涙が出そうになる。
歯を食いしばって堪えていると、営業スマイルでもなんでもない優しいオーナーの笑顔と。
いつも守ってくれて、包み込むような将悟の笑顔が俺に向けられているのに気づいた。
「うっ、くっそ… う~っ…」
もうだめだ、と思った時にはもう遅く、大粒の涙が溢れてきた。
「あらあらあらあら、泣いてもーたわ。 可愛いもんやなぁ」
「勝手に責任感じてんじゃねーよ。 ほら、将悟になぐさめてもらえ」
拓麻に背中を押され、前のめりになりながら将悟の前に立つ。
周りからは、「ヒュー!!」とか、「アツすぎて逆にウザいわ~」とか言われていた……
のにも関わらず!!!
目を合わせると、俺の大好きな笑顔で、抱き締められた。