とあるホストの裏事情・完
第28章 もっとちょうだい
手を引かれるがまま、湯船に入る。
タオルをするっと取られて、すっげー恥ずかしい。
バッ、と手で隠すと、将悟がキスをしてきた。
「んっ、んぅ… っむ、」
「っは、興奮すんね、お湯の中」
「…っ、ん、あっ、耳…っ、や、」
「なぁ、痕つけてもいい? 見えないとこにするから、な?」
そう言いながら、首筋を舐めてくる。
気づいたら手の力もほどけてて、変わりに手を握られてた。
「はぁっ、っ…はぁ~っ…ん だめ、だろ……」
ゆるゆると、モノを包み込むように握られる。
「研斗、勃ってきた」
「っあぁ、将悟、さわんないで… だめっだから、ぁ…」
そう言うと、将悟はほんとに手を止めた。
「…へ?」
「そろそろ出よ。 シャワーしにきた意味ないけど、興奮してきたからあっち行くぞ」
「えっ、あ…」
「ごめん、ほんとに我慢できない」
「…っ、うん。 俺も…」