とあるホストの裏事情・完
第30章 氷悠 × 遥 -遥side-
見事採用された僕は、お店でみんなに紹介された。
すぐに将悟さんを見つけて、駆け寄る。
将悟さんはすぐに僕に気づいてくれた。
「将悟っていいます。 よろしく」
「遥です! はるか、って呼んでください!」
「うん。これから大変だと思うけど頑張ってな」
「はい!!」
将悟さんの笑顔は天使だった。
いや、もうむしろ神?
僕にとってはそういう存在。
それにしても、かっこよすぎるなぁ…
なんて思いながら将悟さんを目で追っていると、ある男にたどり着いた。
すると将悟さんはおもむろに
その男に抱きついた。
「ちょっ、将悟! あぶないって、こぼす!」
「別に酒の練習とかしなくてもよくないか? ほとんど俺がやってんだから」
「それは俺と将悟がコンビで指名されたときの話だろ。 最近は俺一人でも指名されるもんねー!」
「生意気。 黙っとけ」
なに、あの親密そうな空気…
もしかして、もしかする…?
「オーナー、あのお酒の練習してる人って誰ですか?」
入ったばかりの僕が
メンバーのことを聞くのは全く珍しいことじゃない。
だから、オーナーもしっかり教えてくれた。
「研斗だよ。 遥くん以外の中で一番若いよ。 あと将悟の恋人」
「……っえ、あぁ、そうなんですか!へぇ~」
一応返事はしてみたけど、僕の頭は将悟さんと研斗さんのことでいっぱいだった。
すぐに将悟さんを見つけて、駆け寄る。
将悟さんはすぐに僕に気づいてくれた。
「将悟っていいます。 よろしく」
「遥です! はるか、って呼んでください!」
「うん。これから大変だと思うけど頑張ってな」
「はい!!」
将悟さんの笑顔は天使だった。
いや、もうむしろ神?
僕にとってはそういう存在。
それにしても、かっこよすぎるなぁ…
なんて思いながら将悟さんを目で追っていると、ある男にたどり着いた。
すると将悟さんはおもむろに
その男に抱きついた。
「ちょっ、将悟! あぶないって、こぼす!」
「別に酒の練習とかしなくてもよくないか? ほとんど俺がやってんだから」
「それは俺と将悟がコンビで指名されたときの話だろ。 最近は俺一人でも指名されるもんねー!」
「生意気。 黙っとけ」
なに、あの親密そうな空気…
もしかして、もしかする…?
「オーナー、あのお酒の練習してる人って誰ですか?」
入ったばかりの僕が
メンバーのことを聞くのは全く珍しいことじゃない。
だから、オーナーもしっかり教えてくれた。
「研斗だよ。 遥くん以外の中で一番若いよ。 あと将悟の恋人」
「……っえ、あぁ、そうなんですか!へぇ~」
一応返事はしてみたけど、僕の頭は将悟さんと研斗さんのことでいっぱいだった。