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とあるホストの裏事情・完

第30章 氷悠 × 遥 -遥side-

「最後までしたくなるからだーめ」
「…すればいーじゃん」
「…顔赤くして可愛いけどだめ。 お前シラフになったときヤバいだろ、かなり」
「んーー…」


納得いかない様子で唸る遥。
そんなにしたいんだったら
やってもい、

「だよね… シラフのとき怖いからやめとく…」
「…おう」


やめるんかい!!!
酔ってるんだよな?
はぁ…もうややこしいわ…

できれば流れに乗ってやりたかったけど
遥がうとうとし始めたからそれは阻止された。
はぁ…萎えた…


俺の腕の中で気持ち良さそうに眠る遥を
力強く抱き締めると、苦しそうに少し唸った。
そんな瞬間さえも愛しくて
いつか俺は爆発してしまうんじゃないかとさえ思えた。

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