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とあるホストの裏事情・完

第1章 危ないホストクラブ

「名前は?」

「崎本研斗・・・です」

「年齢は?」

面接相手は、この店の店長だとおもわれる男。
茶髪で優しそうな顔した人。


「19っす・・・」

「19!うちで一番若いなぁ」
ってことは年上ばっかりかよ・・・

上下関係とかあるんかなー
あーメンドくせ。

そんな事を思っていると、店長が


「どうしたの?そんな浮かない顔して」


やべっ、顔に出てた・・・

「やっ、何でもないっす」

「そう?あ、そうそう研斗くんね、採用だから」

「はっ?」

「採用採用!!出勤時間は8時30分で、終了時間は12時ね。
ちょっと長いけど、頑張ろう!
最初のうちは先輩がヘルプについてくれるから安心して接客してね」


「はい・・・」

「出勤日の希望は?もしくは毎日でもいいよ」

毎日かぁ・・・まぁその分金もらえるんだろうし損することは疲れることぐらいか。

「毎日でもいいっすよ」

「ホント?じゃあよろしくね!」

店長は嬉しそうだ。

「じゃあ、早速今日から!お願いします」

「えっ? 今日から・・・」


「何か用事でも?」

「いや・・・何も」

「じゃあ、指導室に・・・」

ガチャッ

「あ゙?」

ある男の低い声。

「あーちょっと将悟!今面接中だって言ったじゃんっ
勝手に入ってくんなよー」

「もう終わったんでしょ?別にいーじゃん」

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