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氷の王子と森の姫

第2章 婚約

「今日は姫にお願いがあって来ました。」


「あ、ナチュルでいいわ…。
王子が直々こちらにこられるとはなにか重大な用事でもございましたか?」


「実は…最近炎の国の王が変わったのをご存知ですか?
その国の動きが最近とても怪しく、ここはナチュル様の国と我々の国で同盟…いや、一つの国となりたいのです。」


「…炎の国…。
そうですか…。」


王子は立て膝をつき下を向いたまま話続ける。


「それに、この国は男がいないとお聞きしたので、我が国は男が多いので、そのほうがいろいろと都合がよいのかと思ったのです。」

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