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氷の王子と森の姫

第2章 婚約

契りを交わすのです。

契りを交わす…って具体的にどんなことをするのかしら…。

「アリス…。」

お風呂に入ったままメイドのアリスを呼ぶ。

アリスは私と同い年で昔から仲が良かった。

幼なじみっていうもの。

「ナチュル?
なにかしら?」

「契りを交わすってなにをするのかしら…?」

「さささささぁ?私にもわからないわっ!」

なんか今動揺した?

「それに明日になれば自分の身で体験出来るじゃない!」

「…それもそうね。」

バシャッという音とともにお風呂からあがる。

最近…胸がおおきくなったような気がする…。

重いし、邪魔だわ。

まぁ、今日は寝よう…。

「おやすみ。」

部屋に入り、ベッドに寝っ転がると電気が消えた。

それにしても…アス様…とても美しく、冷たいけれど、礼儀の正しい方だったわ…。

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