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オレの彼氏は“偽装恋愛主義者”。

第1章 すれ違いと色違い。

滴る汗、くちゅくちゅと卑猥な音が立ち
煩い女の喘ぎが響く部屋で
オレは腰を振っていた。
はぁっはぁっと荒い吐息が出る。

こいついつイクんだよ______。

そんなことを考えながら、
女の後ろから腰をガンガン打ち付けている。
体位がバックなのは、
こいつの顔を見ずに済むから。

別にこの女のことは好きじゃない。
誘惑してきたから抱いてやっただけ。

というかさっきから喘いでるクセに、
なかなかイってくれない。
あー、もう。
体力的には大丈夫だけど
別にあんたと交わっときたくないっつーの。
さっさとイってくれよ…。

我ながら最低だ。

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