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オレの彼氏は“偽装恋愛主義者”。

第1章 すれ違いと色違い。

火神君によるキスの嵐がボクに降り注ぐ。
首筋、耳、鎖骨、制服のチャックを下ろしつつも器用にキスをして行く。

くすぐったくて、なんか心地いい…。

「なぁ」

火神君がむくりと体を起こし、ボクを見つめる。
獰猛な獣みたいな瞳に、体がビクリとした。

「なんですか」

「I love you」


心臓がきゅーっと締め付けられた。
ボクは乙女か。

顔に熱が上がっていく。

「反則ですよ…」

火神君の英語は、色気があってなんともセクシーだから、聞いただけでもドキドキするのに、その台詞はなしだ。本当に。

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