
オレの彼氏は“偽装恋愛主義者”。
第2章 本当の偽装恋愛依存症。
青峰君行方不明あり得ない。
きっと宿題が嫌になって、寮抜け出しただけですよ。
そうだ、そうに決まっている。
「これがほんまに行方不明やから、君らんとこ来たんやで。なぁ桜井?」
今吉さんはほとほと困ったような顔で、黙ったままの桜井君に話を振る。
「はい…。あ、青峰さん5日前から寮にいなくてっ、思い当たるところは全て探したんですけど…。見つからなかったんです…。す、すみませんっ、ほんっとうにすみませんっ」
5日前から……?
え、嘘ですよね、青峰君がいなくなるとか…。
ボクは「え、いや、そんなはずは…」ないとは言えずに、思考回路が停止しないようにするのが精一杯だ。
きっと宿題が嫌になって、寮抜け出しただけですよ。
そうだ、そうに決まっている。
「これがほんまに行方不明やから、君らんとこ来たんやで。なぁ桜井?」
今吉さんはほとほと困ったような顔で、黙ったままの桜井君に話を振る。
「はい…。あ、青峰さん5日前から寮にいなくてっ、思い当たるところは全て探したんですけど…。見つからなかったんです…。す、すみませんっ、ほんっとうにすみませんっ」
5日前から……?
え、嘘ですよね、青峰君がいなくなるとか…。
ボクは「え、いや、そんなはずは…」ないとは言えずに、思考回路が停止しないようにするのが精一杯だ。
