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オレの彼氏は“偽装恋愛主義者”。

第2章 本当の偽装恋愛依存症。

盛大に頭を下げた桜井君に「お前が謝ることじゃないだろっ」と火神君はなだめている。

どうして、みんな平静なんですか?
い、いや、おかしいでしょ…。

だ、だって行方不明…。

「とりあえず落ち着き。話できひんやんやろ?」

今吉さんはふうっと息を吐きながら、ボクを諭すように背中をさすってくる。

すうっと肺に息を思いっきり吸い込み、ゆっくりと吐き出すと大分落ち着いた。

冷静に話は聞けそうです…。

「あ、取り乱してすみませんでした…」

さっきの行動に羞恥心を覚え、ボクは謝罪の言葉を述べた。

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