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オレの彼氏は“偽装恋愛主義者”。

第2章 本当の偽装恋愛依存症。

赤司君、赤司君ならどうするだろう…。

ボクは咄嗟にスマホを取り出し、赤司君に通話を発信した。
ここは、天帝の手も借りたい状況だ。

「おい、何してんだ?」

火神君がボクに問うても、いまは緊急事態…。
空気を察したのか、3人は黙りながら桜井君のスマホを見つめている。

出ろ、出て、お願い、出て下さい…!

「“もしもし?”」

4度目のコールで出てくれた…!
赤司君の涼しげな声に、ボクは安堵の息を漏らした。

「“ああ、テツヤか。どうかしたのか?”」

「赤司君、緊急事態です。実は…」

とりあえず、一連のできごとを赤司君に伝えた。
赤司君は相槌を打ちながら、ちゃんと真剣に聞き取ってくれているのが、電話越しでもヒシヒシと伝わってきた。

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