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オレの彼氏は“偽装恋愛主義者”。

第2章 本当の偽装恋愛依存症。

これは行方不明というものなのだろうか…。
警察にも行ってみたけど、全く取り合ってくれなかった。

学校では一応オレが、風邪ということにしている。
ここのところ流行っていたし、疑われることはなかつた。

「どこ行っちゃったんスかねぇ…」

ふっと溜め息を漏らしながら、机に肘をつきかける。

おっと、肘をつくと黒ずむんしたよね。
危ない危ない。

黒子っち…。
脳裏にふと浮かんだのは、そんな言い慣れた名前。

黒子っちに聞いてみるっスか…。
まぁ、なんの手掛かりもないだろうけど。

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