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「今日は、お疲れさまぁ〜。
カンパ〜イ！」



雪乃さんは、泣いてスッキリしたのかすっかりご機嫌になって皆のグラスにカチンッと重ね合わせてた。



並べられた料理は色鮮やかな盛り付けで美味しそう〜♡



「ところで…
茶月さんはゲイじゃないってホントっすか？
じゃ、おネエキャラ⁈」



勇介くんが、ずいぶんと失礼な質問をズケズケと聞いた。



でも、あたしもソレ、気になってる。



「この話し方って、オネエと間違われるのよね。

でも、あたしはこの優しい話し方が気にいってるわ。

まぁ、あたしがクォーターの帰国子女で日本語間違えて覚えたのがそもそもの原因なんだけどね…。」



そう言った茶月先生は、よく見ると 瞳の色がグレーだった。



じゃ、髪の色も地毛なんだぁ…。



「それに、この話し方だと女同士みたいに女の子とすぐに打ち解けられるしね…。
イテッ!」



ふふっ…



先生は、雪乃さんに足を踏まれたみたい。



「あたしのことはいいから、食べましょう。
ここのシェフのお料理は、すっごく美味しいのよ。」



今日のシェフのオススメは、イタリアン。

タコとトマトのサラダ
焼きたてのフォカッチャ
桜鯛のカルパッチョ
トリュフとフォアグラのリゾット
ワタリガニのトマトクリームパスタ
仔羊骨付きロースのロースト
などなど



何コレ⁈

めちゃくちゃ美味しそ〜♡



「どうしたの？今日のシェフ？
何かめちゃくちゃ張り切ってるわね〜…⁈」



いつにも増して、凄いのかしら？



俊くんも、勇介くんも 美味しいのかどんどんお料理を平らげていった。



…あれ？ななみ⁈

あんまり手をつけてない？


おかしいなぁ…いつものななみなら、ガツガツ食べそうなものなのに〜…。



調子でも、悪いのかぁ…。

心なしか、顔色も悪いみたいだし…。