テキストサイズ

俺のウサギちゃん

第12章 お食事会

「撮影会なんだけど、明日は大丈夫かしら?
バラの花が無駄になるから明日中に撮らないと…。」



茶月先生が、心配そうに声をかけた。



明日は、何もないか…。



「はい、大丈夫です。」



「良かったわ。天使シリーズで何枚か撮ろうと思ってるの。

彼氏くんも、見においで。今度は、邪魔しないでね。」



俊くんは、決まり悪そうに頷いた。



「そうだ!彼氏くんもモデルになってくれない?

ちょうど天使と悪魔で撮影しようと思ってたの。

あなた、目力あるし、眉もキリッとしてるから綺麗な悪魔ができそうね。」



「まさか、断らないわよね?」



にっこりした茶月先生
目が笑ってませんが…。



「頼んでたモデルの子が調子悪くて、これ以上撮影が伸びたらどうしようかと思ってたところなの。

ちょうど良かったわ。

あなたも、みみちゃんが他の男と写真なんて嫌でしょうしね。」



「…それは、もちろんですが。」



モデルの経験がないからか俊くんは、戸惑ってた。



「大丈夫よ。
あなたは、立ってるだけで絵になるし。」



撮影の邪魔をしたこともあるから、俊くんは渋々引き受けてた。









ストーリーメニュー

TOPTOPへ