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俺のウサギちゃん

第12章 お食事会

わぁ〜ん…広兄!

俊くんの前で…何てことを…。



あたしの涙は、赤面と引換えに止まっていた。



「みみちゃんの泣き虫と赤面症は、あいかわらずだなぁ。

でも、ますます可愛くなった

俺んとこ嫁に来るかい?」



広兄が、ニヤニヤしながら尋ねた。



「あのね、広兄〜…昔のコトだから…。」



あたしは、ますます赤くなって慌てて否定した。



「残念ながらみみこは、今は俺と付き合ってるんです。」



俊くんが、挑むような目で広兄にそう言い切った。



「君は?」



広兄は、眼を細めて俊くんを見た。



「赤石 俊と申します。
失礼ながら今後、みみこにちょっかいは止めてもらえますか?」



「赤石…?
君…もしかして兄貴がいるかい?
赤石 真は君の兄貴?」



「…赤石 真は、俺の兄です。」



「やはり、そうか。雰囲気といい、似ているな。真の弟かぁ。ふふっ、懐かしいなぁ…。」



「兄をご存知ですか?」



「あいつとは、高校の同級生だったんだ…。


ところで…みみこは可愛いだろう。

すぐに顔を赤くするところが可愛いくてさ、ちょっかいだしたくなるんだ。


君がいるのに、すまなかったね。
昔の悪い癖だな。」



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