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俺は、動揺していた…。





みみこが、

広樹さんの話を聞きながら

確かに

顔を赤らめていたのを

見てしまったから…。








眼差しは優しくて

恋する人でも

想うかのような

優しい笑みを浮かべていて…











みみこと

付き合いだしたばかりの俺には

自分がみみこに

どれほど想われているか

分かるはずもなくて




この感情に混乱してしまい余裕が無くなってた




みみこを見るのが
怖かった…。
















もし…

みみこがまだ恋する眼差しで

自分以外の人を

見つめていたらと思うと…








みみこが

逃げるように店を出た後も

茫然としてしまってた。












「赤石君…すまん…調子に乗りすぎた。」


「いや広兄…ごめん…僕も煽りすぎた。」








反省し合う藍川兄妹を、

ぼんやりと遠くで聞いていた…。