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俺のウサギちゃん

第14章 後悔

「おい‼︎…赤石…聞いてるのか⁈」



ドンッと小突かれ

ハッと顔を上げた…。





「えっ…?」



「いや…だから、みみちゃんを早く追いかけなくていいのかい?」



広樹さんの目が、俺を心配そうに覗きこんだ。



心を読まれそうな、眼鏡の奥にある冷静な双眸に思わず目を反らしてしまう。




「何て顔してるんだい…。みみちゃんの彼氏は君だろ?

こんな夜遅くに1人で帰しちゃ駄目だろう?」



「そうよ…どうかしたの?
みみちゃんが好き過ぎて、勘違いであんなに怒ってた人が、急に大人しくなっちゃって…。

みみちゃん、貴方が目も合わせてくれないから悲しそうだったわよ…。

可哀想に…。

何を気にしてるのか知らないけど、今すぐ追いかければすぐに追いつくわ。

この辺りは、街灯も少ないから心配なの…。急いで行ってあげてね。」









茶月先生の言う通りだ…。

俺は、何をぼんやりしてるんだ…。

みみこをすぐにでも追いかけなければ…。



「赤石…1時間やる
必ずみみこと仲直りして連絡しろ
1時間以内に電話がなければ、警察に連絡するぞ!
急げよ。」




「了解だ。心配するな…
ちゃんと仲直りするから。
てか、喧嘩はしてないぞ?」




「ははっ…。そうだな。
みみこを任せたぞ。」



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