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それを見て、あたしはさっきまでの出来事を思い出して身震いした…。


俊くんが来てくんなかったら、あたし…ニコちゃんに…。



俊くんは、ニコちゃんたちを一瞥して歩き出した。



「俊くん…助けてくれてありがとう。…あたし、馬鹿だった…。」


「……もういい…忘れろ…。あんな嫌な事は、思い出さなくていい…。」



「うん…グスッ…うん…」



そうは言われたけど、また恐怖が蘇ってガタガタ震えて涙が溢れてきた…。



「みみこ…。
みみこ…おっぱい触られた？」



「…うん…ヒック…やだった…。胸…揉まれた…。痛いし、気持ち悪いし、怖かった…。うっう…」



「ゴメンな…。俺が直ぐに追わなかったから…。後悔してる…悪かった。」



「俊くん…すぐに来てくんなかった…。グスッ…悲しかった…。なんで…？」



「ゴメン…。
みみこが…
広樹さんの事、好きって顔してたから…。
ちょっとな…。」