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俺のウサギちゃん

第3章 追いかけられて

廊下を飛び出したあたしは、非常階段を駆け下りた。


俊くんが、追いかけてくる気配を感じてたけど、立ち止まりたくなかったから、そりゃーもう必死で逃げだしてた。



一階まで駆け下りたら、どっかの教室へ入って紛れこもうと考えながらようやく駆け下りた。



「待てって言ってるだろー‼︎」



上から聞こえてきた声に、思わず見上げた。


俊くんは、階段の手すりに手をかけたかと思うと、ヒラリと2階から飛び降り、あたしの目の前に立ち塞がった。



そんな俊くんの、スタントばりのアクションに思わず見惚れて固まってしまってた。




「話を聞いてくれ。もう、何もしないから…。」

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