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俺のウサギちゃん

第16章 天使と悪魔

シャワーを浴び、身支度を整えようと、鏡の中の自分を見た。


髪を乾かして、いつものツインテールに結い上げた。


小さい頃に、可愛いと言われたこの髪型が今でも続いている。


何処も、おかしくないよね?
念入りにチェックして、部屋を出て行った。








あらら…。
みんな、起きてた。
あたしが、最後だった。



「遅くなりました。
おはようございます。」


慌てて挨拶した。


雪乃さんが、意味有り気に微笑んで


「みみちゃん、おっはよ!
よく眠れた?」


「はい、眠れました。
昨夜は、ご心配おかけした上に泊めて頂きありがとうございました。」



「また、いつでも泊まりに来てちょうだい。
ところで…ツインテールは不味くない?」



「えっ?どこかおかしいですか?」



「ふふっ♡見えちゃってるわよ…。キスマーク♡」


「はわわわ〜…///…。ど、どこに…⁈」



あたしは、慌てて近くの鏡を見直した。



えっ?どこ?見えない…もしかして、後ろかな⁇



みんなのクスクス笑いが聞こえて振り返った。



俊くんは、少し気まずそうに横を向き、皆はニヤニヤ笑っている。



「みみちゃん、嘘だよん。
ウフッ、仲がいいわね〜♡」



はうっ…騙された…穴があったら…入りたい…///…。



「みみちゃんてば、意外に肉食女子なのね〜。
俊くんに馬乗りだなんて。
若いってイイわね〜。

あっ、見ちゃってごめんね〜。」


「ち、ち、違いますぅ〜誤解ですから…。」


「あら?
じゃ何してたの?
俊くんに跨って…ニヤニヤ♡
俊くんにも、キスマーク聞いたら全く同じ反応でね〜♪
あなた達、似た者同士でお似合いね♡」



「「……///…。」」



雪乃さんもうヤメテー‼︎


俊くんのバカ〜‼︎


あたしはもう、消えてしまいたかった…///…。






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