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俺のウサギちゃん

第16章 天使と悪魔

「ブラチラもいいわよね〜。見るつもりもないのに、見えた時にはご褒美もらえた気分にならない?」



「なります。上がりますね〜。」



もう〜、俊くんまで…変態あるあるで盛り上がらないで!



「コホン…。じゃまぁ、そんな感じで続けるわよ。」



そんな感じって、変態な感じで⁈



「ちょっとエロすぎたわね。初心に帰りましょうか。」



茶月先生は、ようやく我に返って撮影を続けだした。



「じゃ、今度は背中合わせで座ってみて。手は握っといてね。みみちゃん、もっと寄りかかって。」



あたしは、俊くんの広い背中に寄りかかった。



「みみちゃん、俊くん、顔上げて微笑んで。あぁ、風送ってもらえる。」



茶月先生の助手さんが、送風機で風を送る。髪がなびきだした。


そういえば、この背中におんぶしてもらったんだよね。またして欲しいな…。あたしは、自然と微笑んでいた。



カシャカシャ!



「みみちゃん、いい笑顔よ。その調子ね。」



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