テキストサイズ

俺のウサギちゃん

第16章 天使と悪魔

「お姉ちゃんの夢で見たウサギちゃんとそんなに似てたの?」


「う〜ん…。そう聞かれると自信が無いんだけどね…。今日の夢で見たばかりだから…ウサギのぬいぐるみ見て似てると思っただけかも。」



あたしは、急に自信が無くなり俯いて考えこんでしまった。



「お姉ちゃん…大丈夫?大事なウサギちゃんだったの?」


「大事?うーん…わかんない…あれが夢なのか、現実なのか。」



「…ねぇ…そんなに見たい?」



「えっ!見たい見たい‼︎気になってしょうがないの。」



女の子も、気になりだしたらしく周りを気にしながらコッソリとこう言った。



「じゃ、コッソリ見ていいよ。内緒だからね。」



女の子は、可愛い顔で微笑んだ。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ