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俺のウサギちゃん

第16章 天使と悪魔

「ムラっと…?
まさか⁈
あの…ちょっと」



「だいたい、みみこのそのコスプレはダメだろ。」



「えっ…ダメ?似合わない?」



「いや、似合ってる。そうじゃなくて…見えそうだから…胸が。肩紐なんて、半分切れてるのに、見えない。どうなってるんだ?」



俊くんのこの雰囲気、ちょっとヤバい。



「あのね…雪乃さんが、着替えたらランチおいでって…。
みんな、先に行ってるからって…。」



「じゃ、早く着替えようぜ。手伝ってあげる。」



極上の笑顔でそう言った。



「な…!やだ、もう。
1人で着替えられるからぁ」



「だろうな。
じゃ、手伝わせて。
早く着替えなきゃだろ?」


有無を言わさず、片方の肩紐を親指に引っ掛けヒョイと外すと、チュチュワンピースの胸元に長い指を掛け、一気に引き下ろした。



あたしの胸は、弾むようにこぼれ落ちる。

慌てて、胸元を隠す。



「ちょちょっと待って…見えちゃう…。見ないでって。もう自分でするから強引に脱がしちゃダメ。」



あたしは怒ってるのに、クスってあたしを見て、笑いながら



「はい、ブラジャー。付けてあげる。」


もう!…全く、聞く気ナシ。


こういう時の俊くんって、ほんと〜に意地悪なんだから。




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