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俺のウサギちゃん

第4章 彼のお願い

「あのさ…俺…みみこが側にいてくれたら…みみちゃんのコト忘れられそうな気がする…。」



あたしの目を見ながら、俊くんはポツリとつぶやいた。



「あの…ゴメンなさい。側にって?」



あたしは、俊くんがどうしたいのかサッパリわからなかった。




「 ……だから、……くれ。」




んーわからん。
しょうがないから聞こえた通り聞いてみた。




「くれ?…何を⁇」




「……付き合ってくれ‼︎」



ズッキューン‼︎
今 何て⁈
付き合うの?初めましてなのに?



「あたしが?俊くんと?」



「俺でよかったら、付き合って下さい。さっきから告ってる…。」




「何であたしなの?さっき会ったばかりだよ…⁇」



「そりゃ…抱き心地かな?」




ニヤリと笑う俊くん。


やだ、からかわれてるんだ。
カルイ人なんて

「むぅ〜〜〜〜…お断りします。」ぺこり。


あたしは、お辞儀してくるりと回れ右して逃げだした。


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