テキストサイズ

俺のウサギちゃん

第4章 彼のお願い

ガシッと二の腕を俊くんに掴まれて、脱出失敗…。


「ダメか?…一目惚れしたって言ったら信じてくれる?俺は…本気だよ。側に…いて欲しいんだ…。」


俊くんの、切れ長の目が色っぽくてドキドキが半端ない。


「…お願いだ。みみこ…俺と付き合って下さい。」



「…ハイ。」

あたし、ハイって言っちゃてるし。



俊くんの、あまりの真剣な告白に思わず返事をしてしまってた。


「やった〜ありがとう、みみこ。今日からよろしくな。」


「こちらこそ、よろしくお願いします。」


俊くんの本当に嬉しそうな顔に、やっぱりときめいてしまった。


「さっそく味見してイイ?」


「味見っ…て⁇」


ふふって笑いながら、俊くんは、あたしの手首をガシッと掴みグイッと引っ張った。

その反動で、気がつけば俊くんの胸の中にスッポリ抱き締められていた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ