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俺のウサギちゃん

第17章 二人の小さな巨人

あたしたちが、ランチを食べに来た頃には、みんなもう食べ終わってて、心なしか生暖かい目で微笑まれた。



俊くんは、デザートを食べていた弟達を見つけると


「はいこれ、売り上げ金。ちゃんと全部売ったから。約束は覚えてるよな?」


海翔と空翔は、尊敬の眼差しで俊くんを見上げた。


「いやぁ〜、兄さん凄腕やな。」


「ほんまや、こういう人って居るんやなぁ。アレや。プレイボーイ?」


「ジゴロ?いやタラシ?あぁ、女殺しや。尊敬するわ〜。」


「海翔も、お姉さん達をバタバタ落としたい〜。」


「空翔もや〜、兄さんみたいになりたいわ。」



この子ら、何言ってるの?いやそれより…



「海翔!空翔!
ブーケだけど、お礼にお渡しするものでしょ?
何でこんな事したの?」



二人して、明らかにギクリ!



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