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俺のウサギちゃん

第17章 二人の小さな巨人

綾ちゃんは、フラフラとお店に入って来て、長い黒髪をかき上げ一言


「いつもの頼むわ。」


居酒屋かと思ったよ。酒臭いし…。

常連らしくて、毎週金曜日にピンクの花束を買いにくるらしい。


「海翔、空翔…。」


綾ちゃんは、ハラハラと涙を流してた。


「うち、もうダメや。死にたい。」


「…綾ちゃん、フラれたんか?」


「……何で分かったん?」



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