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俺のウサギちゃん

第17章 二人の小さな巨人

「何でて…綾ちゃん、振られるたび言うてるやん。」


「…なぁ、何でなん?何でうち、捨てられたんやろ…。一人は嫌や…。」


綾ちゃんは、25歳のOLさんらしく、美人で女らしいし、男に捨てられるようには見えなかった。


ボロボロと涙を流し続ける綾ちゃん。


俺は、何て声をかけていいか分からなかった。


「綾ちゃん、おいで。」

「俺らが、居るやん。」


綾ちゃんは、二人を抱きしめて号泣してた。


二人は、綾ちゃんを優しく抱きしめて、背中を撫でてあげたんだ。





こ、こいつら…何てでっかい男なんだ。

こんな美人OLを、転がす扱い…。

只者じゃねぇー‼︎

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