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俺のウサギちゃん

第17章 二人の小さな巨人

俺は一人、感動していた。





この話を聞けた偶然にも、感謝した。





この線と点の話は、俺も知っていたんだ。

俺も慰められたから…。






みみこはみみちゃんだ。

きっと、そうに違いない。







子供の頃、

泣いていた俺を慰めてくれたみみちゃん。






あの、線と点の話を熱く語り

慰めてくれた女の子。







こんな偶然は、ないだろう。







きっと君は、みみちゃんなんだろ?

覚えて、いないのかい……?



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