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俺のウサギちゃん

第17章 二人の小さな巨人

「…それから綾ちゃんは、どうなったの?」



いつの間にか、話を聞いてた雪乃さんが、ヘーゼルの瞳を潤ませながら尋ねた。



「さぁ…?俺、綾ちゃんに会ったの一回だけなんっすよね〜。詳しくは、あの双子じゃないと。」



「それにしても、海翔くんも空翔くんもイケメンよねぇ〜。ただの小悪魔じゃないわ。あたし、ファンになっちゃった♡」



「ませガキだとは思ってたけど、これ程とはな。将来、赤石以上のタラシになりそうじゃね?」



「俺は、タラシじゃねぇ!」



「チビ助の割りに女慣れしてるんだよ。相当な場数踏んでるというか。」



勇介くんは、感心してた。



「パパが行きつけの飲み屋さんに、あの子達連れて行くからかな?


パパったら、息子と飲むのが夢だったらしくてよく連れ回してるの。


まだ、お酒も飲めないのにねぇ〜。


飲み屋の常連さんやら、ママさんに可愛がられてるらしいよ。」



「分かるわぁ。あたしも、あの子達が居たら猫可愛がりしちゃいそ〜。」



「しかし、あの線と点の話いいよなぁ。あれは、彼奴らが考えたのか?」



俊くんが、尋ねた。



「あれは、あたしのおばあちゃんの口癖なの。あたしも、落ち込んだ時、おばあちゃんによく慰められたっけ。」






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