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俺のウサギちゃん

第18章 約束

「みみちゃん、ブランコしない?僕…、おままごと苦手かも…。」


「俊ちゃん、おままごと苦手かぁ。お友達のななちゃんも、おままごとしてくれないの、変だからって。変なのかな?」


「……ちょっと、変わってるかな?
行こっ、ブランコ押してあげる。」


僕は、みみちゃんの手を引っ張ってブランコに向かった。


僕たちは、初めて会ったとは思えない程打ち解けて、日暮れまで遊んだ。


そろそろ、帰らなければ…。

帰りたくなくて、また暗い気持ちになってきた。

元気が無くなった僕を、みみちゃんは心配してくれた。


「俊ちゃん….大丈夫?悲しい事、思い出しちゃった?」



ポツ…ポツ…ポツ…

雨が降り出した。

泣いてても雨のせいにできるな…。

そんな事考えていたら、雨はますます強く降り出した。




「俊ちゃん、こっち。」


みみちゃんは、小さな山が滑り台になっている遊具に案内した。


小山の下が、トンネルなのでそこで雨宿りができた。






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