俺のウサギちゃん
第21章 お迎えにて
「凛ね…このウサギちゃん、持ち主に内緒で勝手に持って帰っちゃったの。」
「凛ちゃん…。」
凛ちゃんが、きっと凄い勇気を出して告白してくれてるから黙って背中を撫で続けた。
「本当は持って帰るつもりなかったの…。お兄ちゃんのお友達の家でウサギちゃん見つけて…遊んでもいいか、誰かに聞こうと思って…ウロウロしてたの…そしたら、そこのお姉さんが…持って帰っていいよって…。」
「ちゃんと許可貰ってるなら、いいんじゃない?」
「でもね…お姉さんがね…
『凛ちゃんが持ってるの内緒にしてて…。
男の子なのに、ウサギの縫いぐるみなんて大事にして!元気がでる御守り入りだからとか…。
しかも、女の子の名前まで付けてるのよ!キモッ!
だから、凛ちゃんが持って帰っていいのよ。元気がでる御守り入りらしいわよ。
あの子には、あたしから上手く言っとくから』
って無理矢理くれたの…。」
話し終えた凛ちゃんが、ビクッとした。
視線の先には、いつの間にか俊くんと、勇介くんとななみがお迎えに来てくれてた。
「凛ちゃん…。」
凛ちゃんが、きっと凄い勇気を出して告白してくれてるから黙って背中を撫で続けた。
「本当は持って帰るつもりなかったの…。お兄ちゃんのお友達の家でウサギちゃん見つけて…遊んでもいいか、誰かに聞こうと思って…ウロウロしてたの…そしたら、そこのお姉さんが…持って帰っていいよって…。」
「ちゃんと許可貰ってるなら、いいんじゃない?」
「でもね…お姉さんがね…
『凛ちゃんが持ってるの内緒にしてて…。
男の子なのに、ウサギの縫いぐるみなんて大事にして!元気がでる御守り入りだからとか…。
しかも、女の子の名前まで付けてるのよ!キモッ!
だから、凛ちゃんが持って帰っていいのよ。元気がでる御守り入りらしいわよ。
あの子には、あたしから上手く言っとくから』
って無理矢理くれたの…。」
話し終えた凛ちゃんが、ビクッとした。
視線の先には、いつの間にか俊くんと、勇介くんとななみがお迎えに来てくれてた。